【ソード・ワールド2.0リプレイ】強欲商人は冒険者に頼りがち(1)
集まったメンバーは、まさかの……
いつもお読みくださり、ありがとうございます。(ぺこり)
さて。
今回は、少々趣向を変えてみたいと思います。
何をやるかと申しますと、
ずばり「TRPG(テーブルトークRPG)リプレイ」でございます!
パチパチパチ(拍手)
……いや、手抜きじゃないッスよ。(笑)
ほら、いつもレビューばっかでしょ?
たまには気分転換というか、息抜き的な感じで。
そうそう、手抜きじゃなくて息抜きです。
言い訳が済んだところで(笑)、さっそくまいりましょっ!
*****
時は秋。
紅葉が少しずつ色づき始めた日曜の昼下がり、文化公園の会議室には数名の男女が集っていた。
みんなわいのわいの言いながら、少し気分が高揚しているのが分かる。
「ずっとやってみたかったんだよね、TRPG」
コートをハンガーにかけながら、いけちゃん(30代女子)は言った。
彼女とは、とあるサークルで知り合った。
少しずつ話すうちに”若干のヲタク臭”を感じた筆者(蘭丸)が、TRPGやってみない? と声とかけて、彼女がふたつ返事で快諾してくれたことがきょう開催するきっかけとなったのである。
いけ:初めてだけど……うまくできるかな。
蘭丸:大丈夫だよ。ちゃんとリードするから。
会話だけ聞くと男と女のアレっぽいけど、TRPGのハナシです。(笑)
「ウチらも初めてだし、よろしく頼むね」
そう話すのは、謙太(30代男子)。
今日は奥さんのともちゃん(30代女子)も一緒に参加してくれている。もちろん初心者だ。
とも:あたし、何するかもわかってないよ。
謙太:まあ、俺が何となくわかるから任せなさい。
謙太はとにかく遊びの達人。スキーやスノボのアウトドアから『モンハン』まで、あらゆる遊びに精通している。
しかし、そんな謙太もTRPGは初体験。今日のお誘いをしてみると少々喰い気味に「行く!」と応えてくれた。
謙太:確か『ソード・ワールド2.0』って言ってたよね?
蘭丸:そうそう、よく覚えてたな。
謙太:うん、今日のためにちゃっかり買っちゃったよ。
そう言うと、カバンから『ソード・ワールド2.0』ルールブックを取り出した。
どうやら事前に”予習”してきたらしい。
謙太が遊びの達人といわれる所以だ。
「謙太くん、すごい!さすがだね~」
感嘆の声をあげたのはマキ(30代女子)。少々人見知り、かつ国立大学出身の才女だ。
今日のお誘いを、いくぶん逡巡しながらも 受け入れてくれたのは、TRPGという未知のものが彼女の知的好奇心を刺激したのだろう。
そんな男子1人+女子3人という、TRPG経験者からすればかなり羨ましい華のあるパーティ。何を隠そう、オール初心者である。
そんなどっちに行くかわからん一行の旅を仕切るのは、わたくし忍蘭丸。
TRPGのGM(ゲームマスター=ゲームの進行を司るストーリーテラーのようなもの)経験は長く、10代のころからプレイヤーよりも圧倒的にGMばかりやっておりました。
ただ……今回、プレイは数年ぶり。(笑)
前回TRPGを遊んだのははるか昔のことです。
全員初心者のパーティと、数年のブランクが響くGM。
さらに、今回はオリジナルシナリオときてます。
何か起こらないほうがおかしいでしょ、これ。(笑)
……(2)へ続く。
正統派のリプレイはこちらをどうぞ。 |